必需品

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 カッティングボード。
一番下の四角いのは、シェーカーの習作。食パンがちょうど切れる大きさ。

真ん中のは、愛称「小丸(こまる)」。お菓子チームから、「ちょっとフルーツを切ったり、お菓子をカットしたりするのに小ぶりのまな板があったら便利なのに」と言われて作ったもの。これは珍しく?喜ばれた。色々作った中でも厨房で一番活躍してくれている道具かもしれない。

一番上のは「チビ丸」。実は作った僕も何に使ったらいいかあまり思いつかない。壁に掛けとくだけでもかわいいかなと・・・。まあ、たまにはそんなのがあっても、いいんじゃないか。


Takeo | 2009 11.18

一本の線

Nut bowl.jpg ナッツボウル。
「ある点と点を結ぶ線は無限にあるように思えるかもしれないが、実は既に決まっている。」 修行時代、師匠から言われた言葉。
形をつくるということは、複数の候補から自分の好きな線を選ぶことではなく、その状況において最善と思われる一本の線を見つけ出すことだ。と、僕は理解している。



Takeo | 2009 11.15

カトラリーマジック

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 僕は煮詰まったりすると、いつもカトラリーを作る。なんだかとても落ち着く。なんでだろう?この手に収まる大きさがいいんだろうか。目の前にバーと何十本も並ぶのが気持ちいいのかな。



Takeo | 2009 11.10

壷田和宏 展 「土鍋家族」

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2009年11月11日(水)〜11月30日(月)
Open 10:00〜17:45 / 火曜日休み
作家在廊日:11月11日


自宅にある壷田和宏作、3年モノの土鍋。
ウチは鍋料理だけでなく味噌汁や煮物、たまにご飯も炊く。
土鍋、大活躍。

最近気づいたのだけれど、ケンカをしているときに、
鍋はありえない。
一人鍋もなくはないけど、あまりない。
人がいて、語らいがあって、鍋がある。
だから、いつもの土鍋が食卓にあるだけで、
その日はいい一日である。

今日も土鍋に始まり土鍋に終わる。
僕らは言ってみれば、土鍋家族だ。


            記 gallery-mamma mia 川端健夫





壷田 和宏 Kazuhiro Tsubota

1972 三重県伊賀上野生まれ
1994 愛知県長久手町に登り窯を築く
1996 愛知県立芸術大学陶磁専攻卒業
2000 三重県伊賀市猪田融栗谷に穴窯を築く
2009 宮崎県高千穂に自宅と工房を移し登り窯を築く


「五ヶ所高原より 壷田 和宏<from カミデカフェ>

きのう刈干の手伝いに行きました。
黄、赤に聳える山々の見渡す野原にカマ一つで立つ人達の姿を見て、五ヶ所に来て良かった。夜ののみかたで芋焼酎は"木挽"、ビールはアサヒスーパードライの他はめったに浮気しないです。働くことと生きることの隔てがなくて、人と人のつながりが当り前のここで、意識的になりすぎた工芸をどげんかしたい。
刈星手づくり研究所を立ち上げます。どうぞあそびに来て下さい。


2009 11.06

菓子盆

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 以前、試作で作ったのがあまり納得いかなくて製品化しなかった。ところが先日、スタッフの誕生日会の時にケーキがそのトレイにのせられて登場してきて、「あれ?なかなかエエ感じやん」。なんだか美味しそうに見える。やっぱり使ってみないとわからないもんだなあ

 それからもう一度トライしてみようと作ったのがこの菓子盆。立ち上がりの角度と仕上げ、底の厚さなど若干改良した。木とお菓子は相性がいい。僕の作る木のモノとパティスリーミアの素材を生かしたシンプルなお菓子が同じスタンスだから余計そう思うのかもしれない。

お菓子をのせて食卓の上においてもいいし、平らな見込み部分はノミで仕上げてあるのでパン皿にもいいと思う。もちろんパスタや油ものも大丈夫。大きいサイズはお盆にも。コホロさんでの個展に持って行きます。



Takeo | 2009 11.06