おかし展 作家紹介 大谷桃子さん

大谷桃子さん  http://ootanis.com/
地元信楽で粉引のうつわに植物の絵付けをされています。

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「昔も今もこれからも」  大谷桃子
小さい頃からお菓子作りが大好きでした。
クッキー、プリン、スイートポテト、シュークリーム、パウンドケーキ、チーズケーキ...挑戦してきたお菓子は数知れず。
高校生くらいになって英語を少し覚えるとシャレた写真がたくさんのっている外国の料理本を辞書を片手に必死で解読し、スニッカードゥードルズ、ジョニーケーキ、アップルクランブル、シナモンロールなどなど当時食べたこともない焼き菓子を作っていました。
計って混ぜて丸めたり伸ばしたり形を整えたりして焼く。
ある時ふと気づいたのです。
この作業は今の仕事で日々やっている焼き物を作る作業とほとんど同じではないか!
結局、私は小学生の時からずーっとこの作業を繰り返し続けているのです。
そんな私ですから、相方の哲也から小さい頃の夢は「パン屋さんになることだった」と聞いた時も妙に合点がいったのでした。
思えば、作ったお菓子やうつわを囲みながら古今東西いろんな人たちと時間を共してきたものです。
そして、お菓子やうつわにまつわる私の記憶は概して幸せなものばかり。
まあ普通、おいしいお菓子がきれいなうつわにのってでてきたら怒る人はいませんものね。
こんなに楽しい趣味や仕事に巡り合えたことをとても幸せに思っています。

キレイなバナナの葉のお皿やハスの花のカップでいただくと、お菓子の時間がより幸せな時間になると思います。
ご来店お待ちしています。



タケハラ | 戻る | 2014 04.25