光の間
朗読している岡安さんの声、ページをめくる音、和ろうそ
くの大西さんが芯を切る時のジュッという音。ろうそくに
よる光の間であったあの時間は、実は夢だったんじゃない
だろうか。
立原道造の詩の朗読会のために大西さんが持ってきてくれ
た木の葉の燭台。「言の葉(ことのは)だから」と。
宙に漂う蝋燭の灯を縫うように。
このイベントのためにつくった燭台。
木と銅でできた台座を番線が貫き、先をくるっと曲げて蝋
燭を支える心棒を兼ねる。
高田竹弥さんの作品のテクスチャーがそこに織り込まれた
時間と共に浮かび上がり、不思議と自分の中の遠い記憶と
シンクロしていく。
立原道造の詩集と和蝋燭
実際の体感としては、もっと暗く、もっと美しかった。
ろうそくの芯を切ってまわる和蝋燭の大西さん姿が、神話
の世界にでてくる火の神様の使い見えた。
富田恵子さんの銅版画。平面なはずなのに、なぜか立体的
に浮かび上がってくる。
暗いけど明るい。
ハタノワタルさん作。和紙は蝋燭と対なのだと。
皆、静かに光の間を移動する。木の床のギシギシという音
だけが響く。
井上陽子さんの作品には金属が効果的に使われていて、そ
れが蝋燭の灯に照らされ、ゆらゆら浮かび上がる。
このたった一畳の空間がこんなになるなんて。元を作った
僕の構想から、遥か遠くにいってしまった。
Takeo |
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| 2013 04.10
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