11月6日、私は「ジャムとクレープ作り」をミアさんと担当。
女の子たちに「ジャム一緒に作らへん?」と聞くと「うん!」と元気な返事が。
りんごの皮を剥くところから始め、お店で普段使っている銅ナベで煮詰めて、難しいところは高学年のお姉ちゃんがやってあげたり、みんなの力を合わせて作りました。
私はというと、その中に混じって、お喋りしながら、皮を剥いたり、りんごがどんどんジャムになっていく様子に一緒に驚いたり、つまみ食いしたり...。
みんなが普段している遊びを教えてもらって遊んだり。
行くまでは、「私に何ができるのだろうか」「私が行っても役に立つのだろうか」と不安な気持ちでドキドキしていました。ほんとその通りだったけど、皆と一緒になって楽しむ。これが私の役割だったのかなと思っています。
そして、「おいしい」はいつでもどこでも、皆を笑顔にしてくれる魔法だな、と感じました。
自分たちの作ったジャムのおいしさにビックリした顔、満面の笑顔、私たちともうすぐお別れしないといけない時の寂しそうな顔、忘れられません。
「パティシエになりたい」とお菓子作りに目覚めた女の子もいました。
復興した陸前高田においしいケーキ屋さんができていたら、その子かも知れませんね。
瀬古知世