城進展[Coffee Color]

007 - コピー.jpg 城進展 [Coffee Color]
 
 2010.11.3
(水・祝)-11.14(日) (月・火曜定休)
                    
作家在廊日 11/3


 

この季節になると自然と手にするマグカップがある。美味しそうなコーヒー色をしているからだろうか、これにコーヒーを淹れて飲みたくなるのだ。
自分の住んでいる街に良いカフェがあるのは、とても大きな幸せだが、良いカップが家の食器棚にあるというのも、相当に幸せな事だと思う。



マンマミーアのカフェでも使っているマグカップをはじめ、シュガーポット、クリーマー、直火にかけられるピッチャーなど、美味しいコーヒーを淹れるための道具、器が並びます。

その他、定番の飯椀やパスタ皿、そして人気の花器など。

また期間中は京都・ジェントルコーヒーさんオリジナルプレンドによるコーヒー豆の販売と、初日11/3はマンマミーアで自らコーヒーを淹れてくださいます。お楽しみに。

 



2010 10.30

清水善行展 「kirikuchi」

清水善行 13.jpg 水善行展 「 k i r i k u c h i 」

2010.10.6
(水)-10.24(月) 
(月・火曜定休、10/11は営業)
                   
作家在廊日 10/ 6, 9, 10


 
「切り口」。清水さんの工房を訪ねた時、そう言った。それは土の断面のことだったのか、彼の頭の中のことなのか。
土を掘り、薪窯で焼かれる焼締め。
繊細な造形と偶然の揺らぎ。目に映る軽快さと手に伝わる重み。
相反する感覚が交差する"感じる"展覧会になります。

展示の様子 1  2  




「まだ焼き物を作るか」 清水善行

 十五年以上、次から次に焼き物を作り続けている理由を文章にしてみます。
当然、此れで満足した。ということがないのです。続けていると解る事があって、あそこをもうちょっと、多すぎる、何か足らん、と思う繰り返し。
つまり、工程と結果に試行錯誤しています。
出来上がった焼き物を見る人にとって、工程はあまり興味が無いかもしれません。物が良いか悪いかだけです。
その良い方に、自分が作った物が入っているか、それが気がかりです。

工程について少しお話ししましょう。
山から掘ってきた土は様々。作り易い、作り不易いはあるが、素材の個性をそのままにもがきながら作る。
思うようにはいかない。でも、それでいいと気付くまでに何年もかかった。
不便を感じながら、土に添うように作ると土に教わることが有る。

焼きも又、難しい。毎回、窯焚きは違う。
技術は、私の物を御覧になれば御解かり頂けるだろう。
まだまだ未熟。沢山作らなければ会得出来ないことが有る。
でも、美しい物をいつか作りたい。

「うまく言葉にならない、説明しにくいけど、何となくいいよね。」
こんな複雑な気持ちになってもらえれば嬉しい限りです。

まだ作り続ける。



Takeo | 2010 10.01